真冬に聴くオススメレコードwith珈琲 Vo.3 by 黒門太郎

真冬に聴くオススメレコードwith珈琲 Vo.3 by 黒門太郎

「真冬に聴くオススメレコードwith珈琲」

寒い日にあったかいコーヒーを飲む。

あったまるし、癒されるし、いろんな想いにトリップする。
やっぱりコーヒーは特別だ〜♪そしてどこか音楽と似ていると思いませんか。

「真冬に聴くオススメレコードwith珈琲」はそんなコーヒーを飲みながらさらにいい音楽を聞いて"今"を楽しもうというという企画です。

 

好評企画!vo.3は音楽ライターの黒門 太郎さん

今回の"Vo.3”はお隣福山が誇る音楽ライター”黒門 太郎”さんによるご紹介です。
太郎氏は何を隠そう私に”ブラックミュージック”の何たるかを教えてくれた張本人であり、その音楽の造詣の深さは今も到底かないません!!

そしてコーヒーをこよなく愛するコーヒーラバーでもあります。
また一緒にハモりたいっす♪

では早速黒門さんのレコメンドをご紹介いたします!

 

“BillyPaul”/「WhenLoveIsNew」

“Billy Paul”  /「When Love Is New」

「MeAndMrs.Jones」といえば、1972年(昭和47年)の秋頃に全米でナンバーワンになった曲であり、この曲を歌ったビリーポールという人物を知らなくても、この曲を知ってる方はたくさんいらっしゃるだろう。
内容は不倫ソングでも、フィラデルフィアソウルの甘く洗練されたムードのサウンドで、よく結婚式のBGMにも使われたらしい。日本では。

そんなビリーポールは、フィラデルフィアソウルの象徴である、ケニーギャンブル&リオンハフと昔からの知り合いらしく、まだローカルの活動していた時代から、ケニーギャンブルの小レーベルからシングルを出したりしてたらしい。


今回紹介するのは、ビリーの通算で8枚目(?)のアルバムで、ケニー&リオンの主宰する、フィラデルフィアソウルの総本山、フィラデルフィアインターナショナルレコードから1975年(昭和50年)に発売された「WhenLoveIsNew」(邦題「ベッドの中で」)である。

筆者は帯つき日本盤を所有しているのだが、この帯のコピーが最高にイカしている。
「あの名曲ミー&ミセスジョーンズのビリーポールが帰ってきた!全女性ファンに火をつけ、燃えさせ、溶ろけさせる強力なセックスフィーリング!深夜の寝室で一人聴く、ソウルヴォーカルの真髄!」と書いてある。

なんてカッコいいんだと思った。
こんなコピーは今どきそうそう見かけることはできないと思う。


ビリーの歌声はハスキーというよりもしわがれたような声で、たどたどしい感じもあり、独特のフィーリングがあり、一度はまったらクセになりそうな魅力を持っている。


現在の洋楽のタイトルと違い、当時は英語のタイトルを日本語に(直訳でなく、それっぽい感じで)することが多く見られて、このアルバムもほとんどの曲が訳されている。
そのなかでも最終曲「LetsMakeBaby」邦題「愛のキャンドルライト」という、正しく王道のラブソングが最高なのである。
バックの甘く抑制された演奏とビリーのしわがれた声が絶妙のこの曲、是非ともこの寒い季節に寝室で聴いてほしい。

ウインターブレンドと共に。。

 

 

真冬に聴くレコードwith珈琲vo.3 まとめ

いやぁ、溶けますね・・。最高っす。

今回フューチャーさせていただきました黒門太郎氏のライナー本をいつかONSAYA出版で出したいですね。
”コテコテデラックス”に並ぶ必携本となるでしょう・・・。

 

黒門 太郎

福山在住の音楽ライター。戦前ジャズからJ-POPミュージックまで幅広く嗜む生粋の音楽好き。
テレビから流れてきたカウントベイシー楽団の映像に感動して以来、どっぷり音楽漬けの日々。
その時々にハマる音楽がコロコロと変わるのがまた面白く、今はとにかくメローなソウルミュージックにハマっている。
自身はトロンボーン、パーカッション、ドラムス、コーラスボーカル、と広く演奏もこなし、”suger&spice”というロックバンドの創始者でもある。
今後の黒門太郎から目が離せない・・。ω

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